ベビィ、病院へ

検診や予防接種以外で初めて病院へ連れて行くことに。相方は夜間救急に連れて行こうかというほど焦っていたが、そこまでではないと判断して朝になってから近所の小児科へ行った。診断は感冒性胃腸炎、要するに風邪から来る下痢ということらしい。

木曜の朝に俺が朝食を食べている横で、つかまり立ちをしたままで直前に飲んだ母乳を大量に吐く。最近はあまりなかったので珍しいが、特に泣いたりもしていないので自分はそのまま出社。年度末進行で仕事がかなり立て込んでいる。
相方はその後で朝一で小児科に連れて行くか迷ったようだがそうこうするうちベビィが朝寝に入ったので見送って、近場の公園などへの散歩に連れて行ったという。便の回数がいつもより妙に多くしかもにおいがやけに臭かったのだとか。いつもは2-3回なのがこの日は5回。
電話相談みたいなのにかけたりして、いろいろ聞いて夜間救急に連れて行くか検討していたらしいが、こちらは携帯はもちろん会社のアドレスのメールも見ずにひたすら仕事。
夜間救急に行くかも、というメールがあったので、23時前くらいにやっと会社を出てから電話をかけてみるがどうも電源が切られている様子。これは本当に病院に行って病院内だから電源オフにしているのかもしれない。家の電話にかけてみるがそちらも留守電になる。行くなら行くでどこの病院かくらいメールを入れておいてくれればいいものを向かいようがない。
そもそももう電車も少ない時間帯で、横須賀線の間隔も開いている。定期のルートより、大江戸線で南下するほうがもしかして一本くらい早いのに追いつけるのではないかと漠然と考えてそちらに向かう。しかし大江戸線もしばらく待つのであまり変わらないどころか、汐留から新橋への乗り換えを考えると、もともと時間が余りそうだった横須賀線に乗るのもぎりぎり。
汐留で降りてからダッシュする。が、途中ホットペッパーのラックに3月号が4色そろっているのを見つけてつい一冊ずつもらって帰る。先月のチャーリーブラウンに続き今度はサリー・ブラウン。しかしホットペッパー4冊はなかなかのウエイト。
なんとか横須賀線に間に合う。さて病院に行くとしてどこだろうか。相変わらず携帯はつながらない。結局動くにしても一度帰宅して車で出直すほうが動けるだろうと判断し、保土ヶ谷で降りて終バスに乗る。0時半頃に帰宅。すると相方もベビィも家にいた。さっきまで寝ていたのだとか。寝かけたから携帯は切ったままにしていたという。
ベビィはさして機嫌が悪いようには見えない。便の前後に特に泣くらしい。しかし笑顔も出るし大泣きし続けているわけではないから夜間に連れて行くというものではないだろう。育児百科の判断基準を見ても朝になってから病院へ、という項目に該当する。ただ夕方5時に母乳を飲んでからずっと飲まずにいるという。判断基準には12時間水分を取らない場合は救急へ、というのもある。朝の5時まで飲まないようだと行った方がいいかもしれない。
こっちは冷静に判断しているのに半狂乱の相方からは、その神経が分からんとか罵倒される始末。医者なんてしんどい時に無理やり連れて行かれても余計悪くなるだけだろうに。
相方はまた電話相談をしようと試みるが0時までというのに気がついて途方にくれる。ちなみにこのイイナースというやつ、10月から大幅時間延長して朝の8時までやるらしい。10月といわず4月からでもやってほしいところ。
東戸塚にスマイルクリニックという救急の小児科があるのでそこにも電話して診てもらえないか聞いているが、どうも向こうは来させたくない雰囲気がありあり。しかも大きな病院へ行かせようと話をしむけている。それを聞いた相方がまた、大きなとこにいかなあかんとかいいだす。ここからだとどこになるのかもまた別のところに電話して聞いて、港南台の駅前か戸塚区原宿のどちらからしい。一応場所は調べておく。
ベビィは確かに相方のいうように、腕の中ではねんねするものの、しばらくすると身をよじって、ベッドにおろすと完全にぐずる。抱っこしていてちょっと熱いようにも感じる。眠いから体温が高めなのか微熱があるのかよく分からない。ただいつものねんねよりはやや熱い気はする。
それでもさすがに眠くなったのかベッドでねんねした。うちらは着替えずに絨毯の上で布団をかぶって仮眠。風呂より睡眠をとるというとまた逆切れされる。
朝になって問題の5時。ちょっとまわったあたりでベビィも目を覚まし相方が授乳するとんくんくと半日ぶりに飲む。これでとりあえずは一安心。9時からの近所の小児科を待って連れて行くことにする。歩いて15分程度のところだが、ベビーカーや抱っこで連れて行くのにはかわいそう、でもタクシーを呼ぶような距離でもないということで、急遽午前半休をとって車で連れて行く。その分仮眠の続きをとる。いつもなら会社に着いている8時半くらいに車に乗せて出発。ベビィはご機嫌。いかにも町医者という感じの小児科は朝イチは他に誰もいなくてすぐに見てもらえた。どうやら風邪から来る下痢らしい。感冒性胃腸炎とかいうたいそうな病名を診断される。そういうもっともらしいのがつくのがありがたいらしい。粉薬が出るが果たしてのめるかどうか。そのままでは無理だろうから何かに溶かして飲んでもらうしかないだろう。しかし1回目はなぜかご機嫌で飲んだ。その後飲まなくなってしまったらしい。
10時半くらいに出るが駅に着くと電車は行ったばかり。銀行に寄ろうと思うがどこのATMも長蛇の列。
なおただでさえ仕事量がピークの日に昼から行ったので、この日は前日よりさらに遅く終電で帰った。バスもなく夕飯もないことが分かっていたので、保土ヶ谷で降りて駅前の松屋に行くと同様に終電-松屋コースの人が20人くらいいて食券を買うのにしばらく並ぶ。小雨の中歩いて帰った。