みら三度目の入院

2/6土
夕方まで普通に遊んでいたみらが、部屋の真ん中で立ち尽くして急に泣き出す。聞くと「しんどい」といってげぼっと吐く。あわててそういう時のためのバケツを当てるとそこにもかなりの量を吐く。吐いた場所はフローリングの床。相方ととっちはバレンタインのクッキーの飾りつけだかで近くのケーキ屋に出かけているタイミング。
ともかく放置するとノロか何か分からないが菌がばらまかれる一方なので、バケツのゲロはトイレに流し、捨ててよさそうな雑巾を探して、バケツに消毒液を作って床のゲロを集めてそれもトイレに流す。もうすぐ帰ってくる時間のはずだが相方にメールを入れる。
部屋中にゲロの臭いが充満して、窓を開けたが一箇所開けているだけではなかなか換気もされない。
みら自身は吐いてすっきりしたような顔をしていて、ごろごろするでも座り込むでもなく立っている。本人は「だいじょうぶ」というので、大丈夫はずもないがひとまず処理を優先。そのうち相方たちが帰ってくる。相方はしきりに「そろそろじゃないかと思っとった」とか一言も言わなかったようなことをいかにも予想していたかのような口ぶりで言ってる。
とっちは感染るおそれからしばらく近寄らないよう言い渡される。まだ続けたかったのに切り上げさせられたクッキー飾りが楽しかったらしく、将来の夢をケーキ屋さんに変えようかとかいってた。
その後みらは15分おきくらいに嘔吐する。吐いた直後は多少すっきりしてうとうとするが、また気持ち悪くなっておえおえしだす。最初にかなり大量に吐いて昼に食べたものなどはほとんど出していて、あげくに胃液なのか黄色い液体を吐くようになり、さらには胆汁なのか緑っぽい液体を吐き出す。それも出なくなり白い泡をおえおえする。
東戸塚に小児科の夜間救急を受け付けているところがあるので連れて行くか検討するが、嘔吐だと結局整腸剤くらいしか出ないことと、今病院にいってもむしろインフルエンザをもらうリスクのほうが高いこと、さらに相方によると今年のノロには吐き気止めをやるとその時は治まるが治るまで長引くともいう。
22時台くらいは初めて1時間吐かずに寝られていたので落ち着いてきて回復傾向かとも思ったが、その後また15分おきくらいに吐く。
とりあえず相方に吐いた時の処理の手順を聞いておく。ビニール袋を被せたバケツで受ける、流せるお尻ふきで拭く、吐いたものにペットボトルに作った消毒液を混ぜてお尻拭きといっしょにトイレに流す、バケツにはめていたビニール袋を別の小さなビニールに入れてくくっておむつのゴミ箱に捨てる、というのが一連の流れ。相方がビニールがないないといっていて、それは最後に入れる小さいやつのほう。
前回にみらがノロになった時には、自分はちょっとしばらくうっつりしたというかムカムカした期間があったが、今回も同様。ゲロ臭い匂いが充満した部屋にいるうちに微妙に気持ち悪くなっている。「匂いを嗅いでいて」と言ったのを相方は「匂いを嗅がされて」と悪意のある改変表現で繰り返す。みらに対しても、不潔とか汚いとか弱いとかさんざん弱った相手を鞭打つようなことを言っているがいつものこと。みらはもちろん俺も夕飯はパスする。いつもは夕飯を全然食べないとこれまた罵られているとちが珍しくちゃんと食べたらしい。で相方は食べないことで心配するなんてことはもちろんなくて、こんなんやったらしんどい思いして作らんければよかったとかなんとか、また罵ってる。
午前にパートに行ってて早起きだったのは確かなので、みらは見とくので先に寝るよういう。夜はまた1時間おきくらいに吐いてて、でももう出るものがない状態。おえおえとえずきはするがほとんど出ない。何か泡みたいなのが出る程度。それを聞いた手順で処理する。その度に相方も起き出す。ぜんぜん寝れん、とか言っていたが、吐く間は寝ていた。みらもその間は薄目を開けたまま寝られている。
こっちもさすがに眠く、布団の横に座ってうつらうつらする。夜中の2時半くらいに処理したタイミングで相方が替わると申し出てきたので任せる。ただ、その後も吐いたタイミングには起きて、処理を手伝う。
ノロだろうというのはほぼ規定路線。前回は自分は伝染らなかったが相方には来て全く動けなくなってた。前々回は俺にも伝染って動けなくなるというのは身をもって実感している。さて次に来るか。嘔吐は結局病院に行っても整腸剤が処方されるだけ。治す薬というのがない。
相方は市の小児救急電話相談に掛けて、12時間を経過してもまだ吐くようであれば受診を薦めると聞いたらしい。しかし朝の5時を過ぎても吐き気はおさまらないようで定期的におえおえやってる。
天気予報では明け方にみぞれの予報がついていて、雪が積もったらいずれにしろ車は出せなくなる。とっちが夕飯を食べてお父さんが看病手伝ったから雪降るわ、とは相方の弁だったが、その予報は外れた。

2/7日
朝方になり救急外来の小児科に掛けて聞いてみて、吐き気止めの座薬を入れていいと聞いている。早速入れてその直後はむしろぐずったが、効果はあったのか3時間くらい吐かずにテレビやヤマハのDVDを見るようになる。電話で糖分を取らせるよう聞いて、わずかにあげ始めていた麦茶やイオン水に加えてイチゴミルクの飴をやるが、しばらく舐めていたが、それごと久しぶりにまた吐く。ただこれは飴をあげたから吐いたのだろうと解釈。
日曜は八百屋などへの買出しがある。いつもより少し遅い時間に出たら混んでいた。ドラッグストアでもおむつやビニール袋など足りないものを買い込む。
みらは昼くらいにやけに臭い下痢便を出す。嘔吐から下痢にへとステージが移行したのだとしたらそれはそれで回復傾向にあるというのが相方の解釈。そういうものか。その後もう一度出している。
相方はやはり小児救急に連れて行ったほうがいいかも、と1240くらいに電話で受診の時間帯を問い合わせたところ、その時点で12時に締め切りの午前の部の受診待ちが60人という。何時間待ちになることか。ちょっと連れて行けない。その後18時過ぎに夜の部の開始時間を見計らって行くべきか探りを入れるべくまたかけてみると、その時点で午後の部の最初の14時半に受付した人の診察がやっと始まるところだという。何のアトラクションだか。全然救急になってないし、待ってる間に悪化しそう。そういう状況なので、連れて行くのは断念した。
夜中にみらが泣き喚くたびにとっちも目を覚ましてたので、昼にはとっちも昼寝させて、うちらも寝る。
夕方に近くのスーパーへ一人で買出し。みらにりんごジュースを買ってくるよういわれて、いつもの幼児牛乳と同じシリーズのを買ってみる。ジュースいるかと聞かれたみらはなぜか「おみそしる」と答えてた。渋いチョイス。分からんでもない。というか日本人だな。
りんごジュースをやってそばで注視してると、相方が前に割り込んできてスープいるかとか聞いてる。正確にはうどんのつゆ。前に来たのでバケツとの動線を遮る形になっていて、そこへげぼっとみらが吐く。相方が邪魔でとっさに動けないし、相方も反応が遅れる。あげくに布団に吐かれたから今から洗濯だと逆切れ。みらは「もうしないー」と吐かないという意味で泣き叫んでる。「スープちょうだいー」と大声で泣き叫ぶ。吐いてから2時間は上げられない。たぶんスープというのを味噌汁だと思ってたのだろうが。
2時間後になる7時半にお茶をあげると7時に予告してやると、時計をみて「もうなった?」と1分おきくらいに聞いてきて指折り数えてる。天気予報を見たくてNHKをつけていたら、727にちょっと大きな地震があって、震度の情報で天気予報が飛んだ。ちょうど天気をやるはずの時間にまるまる地震のニュース。ちなみに神奈川東部は震度3。風呂に入ってたとっちと相方は気づいてなかった。麦茶を言われたとおりにちょっとずつ飲んでる。がぶがぶ飲まないところが偉い。ごろごろしてたのが立って歩いたりもしている。
寝ている部屋の豆球がちょっと前に切れて、百均で買ったLED電球にしたらけっこう暗い。吐いたりした時に対処できない暗さなので電球のスタンドを持ってきてつけっぱなしにする。この電球がLEDならいいのだが。

2/8月
朝になってあげたちょっとのお茶をまた吐いたので、かかりつけの小児科へ連れて行くことにする。とっちはいつもの時間に学校へ。近くまで見送る。
休日診療の小児科がやけに混んでいたので、あるいはとも思っていたがやはりいつになく混雑。いつもは待ち時間などないのに、3台分の駐車スペースが満車でさらに私道に2台くらい止まっている。向かいの閉鎖されてるっぽい工場脇に止めて待つ。相方が診察券を出してくる。30分くらい待ったか。
水分が取れていないということで点滴をすることになる。点滴をするというのは相方の読みどおりではある。この時点では、点滴に2時間くらいかかるとなると午前休みで間に合うか微妙になってくるな、と思っていた。
が、左肘の内側に針を刺しているが、血管に刺せずにいる様子。それまでもずっとそこを揉むようにして血管を出そうとはしていたようだが、出せないまま強行したらしい。初老の医師に代わりその娘らしき女医も試すがやはりできない。3回くらい刺しているのでみらは、いたいー、はやくー、と泣き叫ぶ。うん、それはそうだ。
相方が川崎病で市民病院に入院したときはどっか違うところに刺してた、とか言い出して、医師は市民病院で点滴してもらいますか、と言い出す。おいおい点滴だけであそこまで行くのかよ、勘弁してくれよ。だいたいいつも空いてる小児科でこれだと市民病院なんて半日くらい待たされるんじやないのか。
一応吐き気止めの座薬を入れて様子を見て、それでも駄目なら紹介状を書くので市民病院へ、という話になる。そこで、二度手間とならないようにその場で紹介状だけ先に書いておいてもらえないかお願いする。もちろん行くのは様子見の上で。みらと先に車に戻る。
戻ってきた相方は足があるうちに市民病院まで送れ、と様子見という話を聞いてなかったのか、という態度。点滴終わったらタクシーで帰るからとにかく今乗せていけ、という。後にこのとき様子見してたらもつとひどいことになっていたと、いかにも自分の判断が正しかったかのように人を糾弾するが、そもそも吐き気止めの座薬を入れると治りが長引くといってずっと入れようとしなかったのは相方。
もうどっちにしろ午前休じゃ間に合わなさそうなので、会社に再度連絡を入れて、横浜新道を一区間乗って常盤台で降りて市民病院へ。川崎病での入院のときに何度も走らせた道なので地図を見なくとも行ける。玄関前で下ろして駐車場待ちの列に並び10分くらいで入れて、地下の小児科フロアへ。ここは入院以降も検査で毎年4月に来ている場所。
前の川崎病のときも月曜の朝に午前休のつもりで同じ小児科に連れて行ったら、市民病院へ行くよういわれたのだった。そのジンクスをいうと相方はまさか今日も入院か、みたいなことをいう。そういうことを口に出すと本当にそうなるからやめてほしい。
自分がトイレに行こうと思ったら、みらがおしっこと言い出して相方が連れて行く。と下痢便がちょっと出ていたらしく、小児科に行って帰るつもりだったのでおむつの替えもなく、同じフロアにファミマがあるのでそこにあるかもと買いに行く。が、ひとまわり小さいサイズしかなくて、聞くと8階の売店なら置いてあるかも、とのこと。ということで、ファミマにはなかったので8階を見てくると言って8階へ。なるほど、同じシリーズでこちらにはビッグのがあった。2枚で120円。小児科往復のつもりといえば、みらには靴を履かせてこなかった。抱っこして車に乗せて、小児科へも抱っこで行くと思っていたので。
で、買ってきたおむつに替えようとしたところで番号を呼ばれて診察室へ。やけに若い感じの女医さんで、知らないと看護師かと思うほど。研修医でもなさそう。ノロの検査をするか聞かれる。相方が結果が出るまで時間がかかって、その頃にはもう終わってるという話をしていたので、時間がかかるかと聞いてみるがそうでもないらしいのでお願いする。
やはり点滴をすることになる。点滴を刺すときにはうちらは外に出されるが、相方によると泣き声は聞こえなかったとのこと。左手の甲に刺されていた。右手でも検査にちくりと刺したようだが、特にそれで泣いたりはしていない。控室的な別室へ移動。パソコンもあるがログインするにはパスワードがいる。
いいかげんのどが渇いたのでファミマでペットボトルのコーヒーを買ってくるが、飲もうとするとみらもおちゃがほしいといいだしたので、目の前で飲むのはやめて我慢する。点滴しててものどは渇くか。ずっと何も飲めてなくて脱水になったくらいだからそりゃそうだな。
検査で血糖値が低かったとかで点滴にブドウ糖が追加される。そのうち寝た。
そしてまたしばらくしてからさっきの女医さんが検査の結果を説明にやってくる。で、ノロといわれるものと思っていたらまさかのロタ。相方によると3歳以下の小さい子がなるもので、白い便が出るのだという。でもそれは見ていて出ていなかったと。それを医者に対していうからめんどくさい親。もちろんそう思われることなど思い至らないから平気で素人判断みたいなことをいろいろ言ってる。保育士としての知識もあるのかもしれないが、ここはひとまずおとなしく話を聞く局面だろう。
で、脱水がひどいので今日のところは点滴を続けて様子を見る、ということでまさかの入院。言霊ってのはあると思ってるクチだが、相方が入院とか言ったのが本当になってしまった。実はさらに余計なことも口にしていたのだが、それこそ現実化すると困るのでここでは記録しない。
しかし、月曜の朝にかかりつけ医から市民病院に紹介されるとなんでこう入院になるか。
伝染性ということで隔離扱いになる。相方はカーズの大部屋だと思ってみらにもそういっているが、移動した先は個室。個室ってまた個室料金がかかるんじゃないのか、と心配になる。ただ希望したわけでなくいやおうなしにの先方都合というところが、もしかしてかからないのではという希望。川崎病のときに入っていたのの3つほど奥の場所。なのですっかり勝手知ったるエリアなのはいいのか悪いのか。みらも覚えているのかどうか、特にパニくらない。
相方は最近すぐ充電がなくなるとかでスマホの充電ケーブルは持ってきている。でみらの靴は持ってこなかった。ただ隔離なので部屋を出られないので実質退院まで靴はいらなかった。下痢をしているのでおむつがいるがそれを全然持ってきていない。とりあえずまた8階の売店で2個入りのを買ってきて、家から持ってくるまでもたせてもらう。
とっちが14時半に学校が終わって帰ってくるのでいったんその時点で誰か家にいないといけない。相方はとても運転できないし、みらも相方がついてるほうが安心なので当然自分が戻ることになる。とっちはすぐ車酔いすることもあって連れて来れない。
藤沢の実家にみらがまた入院した旨をメールしてヘルプを頼めないか打診してみる。その後横浜へ向かおうとしていたようだが、今日のところはどうせもう会社には行かないしなんとかなるので断りを入れる。
駐車場は3時間まで300円で14時前頃で3時間半だったので400円。水道道で帰ったらなぜかこんなところを白バイが流していて流れが悪かった。1420くらいに着いたので、先に自宅そばのスーパーで相方の要望のお茶の2リットルのペットボトルやら夜の弁当やらを買い込む。で言われたものをいろいろ探しているとメールで次々に追加が入りそれをまた探す。そのうちとっちが帰ってきたのでみらがまた入院になった旨を説明。またぁ?というリアクション。おやつは?と言われてそんなのは何も考えてなかったが、ピーナツ煎餅があったのでそれを開けて自分もつまむ。とっちのピアノが16時からで、病院まで往復するなら15時には出ないといけないが、いろいろ探して突っ込んだりで1505くらいになった。先に買い物しておいて正解。
でとっちには留守番してもらって、再び水道道で市民病院目指す。1525くらいについて、駐車場に入れてる暇はないので、近くのコンビニに止めさせてもらう。おむつその他の大荷物を抱えて面会時間になった小児病棟へ。渡してすぐ車に戻り家へ。みらは寝ていた。1555に自宅。とっちを乗せて急いでピアノ教室へ。バス停で下ろして向かわせてからショッピングセンターの駐車場に止める。3分遅れくらいになったか。まあピアノは休み、といったん連絡していて、よく考えたら連れて行ける、となったので行けただけでもましか。すぐ車酔いするので、自転車で行かせるつもりだったが全然そんな時間はなかった。
30分のレッスンなので車で少し時間をつぶしていたらあっという間。スーパーで弁当を買って帰る。とっちはスーパーに寄るときいて焼き芋に期待していたようだが、実にいい匂いはしているのだが、焼き上がりは17時15分と書いてある。16時半からはまだまだなので残念がっていた。弁当は相方も言っていた焼きそば。最初普通サイズを手に取っていたが別のところにハーフサイズがあった。それでも食べきらなかったので正解。代わりにポテサラはほとんど一人で食べていた。こちらはタレカツ丼にから揚げ。ほぼいつものサイクルで風呂に入れて寝かす。

2/9火
昨日に続いて会社は休む。順調なら水曜退院なので、そうなると水曜も休みか。
まずはとっちを8時に送り出す。洗濯回して干して掃除機かけて病院へ。915到着。みらは点滴が効いたのか元気そうにしているが、飲むとすぐ下痢で出てしまうらしい。相方は病院のベッドでの添い寝が硬かったと。明日も休むなら今晩は交代するのもアリ。とっちが今日は13時半に帰ってくる。4月入学の児童の入学説明会らしい。みらは来年なのでちょうど関係のない年。
入院の書類をまだ出していないという。連帯保証人を書くところがあって藤沢に名義借りるよう相方にいわれるが、よく読むとカード払いにして番号書けば保証人は不要らしい。ならそれでいい。個室なので何万かかるか戦々恐々だがいずれにしろカード払いになるだろうし。1階の入院受付はラミネートの番号札を取るようになってるが5分待ちくらいだった。隣りの窓口ではタブレットを立てて外国人と英語の三者通訳みたいなことをやってる。保証人の欄については、本人が未成年なので親御さんのお名前を、ということで自分の名前を書く。
途中で昼を食べてとちの帰宅までに帰るつもりでいたが、相方は俺がぎりぎりまでいる想定らしい。が、点滴の減りの確認やら検温やらでちょくちょく現れるスタッフに、個室にうちらが二人ともいるのについて、交代じゃなかったですか、と声を掛けられる。面会時間以外の付き添いは一人ということらしい。ということで11時くらいに、相方にあんた帰り、と言われて撤収。ちょっと違う方向に走ってカレーを食って帰る。
どこかで現金を下ろしたいが、コンビニATMと手数料がかかるし、銀行ATMはたいがい駅近で車では寄りづらい。時間的にまた微妙で迷ったが買い物もあるので二俣川西友へ。向かいにあるATMで下ろしてお茶やら夜の弁当やらを1000円越えるように買って駐車券の認証をもらって急いで帰宅。1337くらい。とっちが帰ってきたのは1345くらい。ぎりぎりだった。
とっちにはまた留守番をしてもらう。ここらで藤沢に来て欲しかったが用事があるとかで今日は来れないとか。
持っていったが不要と言われて持って帰ってきたものを片付けて、自分が泊まるのに必要なものを用意する。ジャージのズボンはいる。食料は用意した。みらが寝てる間の暇つぶしは文庫本とスマホがあればいいだろう。
病院には15時過ぎ着。駐車待ちが並んでいたのでいったん競技場裏の駐車場に止めるが、料金が割高なので一晩止めることを考えて出す。病院の駐車場に並びほどなく入れた。
みらは高熱が出てるとかでぐったり気味。昨日の方が元気だった。相方と交代。相方はタクシーで帰る。車を運転していってくれれば駐車場代もタクシー代もかからないのだが。ちなみにタクシー代は片道2000円前後らしい。自分は一度も乗ったことがないルート。
みらの幼稚園のクラスは嘔吐下痢がはやっててなんと学級閉鎖になったらしい。年齢的にロタには相方は疑問らしい。
おむつの交換のレクチャーを受ける。使い捨てのビニール手袋があるので、それをはめておむつと一緒にビニール袋に入れて、産業廃棄物のゴミ箱に捨てると。感染症なのでそういう扱いらしい。みらが、おしっこでたというので、ちょっとしか濡れてないが、はいはいと交換する。
また吐かなければ明日退院、とのことだったが、スタッフは誰も退院の話をしてこない。
夕方はみらはよく寝てる。そろそろ夕飯が来るんじゃなかったかと思ってると、17時半くらいになって急に、おかあさーん、と号泣。なんか夢でも見たかという勢い。5分くらいはわんわん泣いてた。お母さん明日また来るといっても、やーだーきょうがいーいー、と大泣き。やっと静かになったかと思ったらしばらくしてまたぎゃん泣きする。おむつを替えるのも、おかーさんがいーいー、と泣き喚く。
と思うと夕飯がきてそっちのほうが大事なのかおとなしくなった。調子に乗って食べさせないようにいわれていたが、いつものみらからしたらあまり食べずに終了。ちょっとずつ食べる。ブロッコリー・カリフラワー・かぼちゃの小鉢はほぼ完食。そしておやつに来ておいてあったワッフルをこのタイミングで完食。ヨーグルトドリンクも、それなーにー?と聞くので飲むヨーグルトと説明すると、いる、と。いったん一口味わった後でごくごく飲み干した。
左手に点滴がついているので両手が使えず、食べさせてやる。翌日めでたく取れてからも、もう癖になったのか右手だけで何かしようとかしていた。もったいないのであまったのはいただく。その後で昼に買ってきた弁当を食べる。興味津々で見てた。吐き気はもうなさそう。すぐには下痢にも来ない。夕飯の時にはいろいろおしゃべりしていた。幼稚園に行く途中の公園や大阪のおじいゃんやとっちのくまモンのことなど。
スイッチが切れたかのようにおとなしくなってまた寝た。疲れたか。
その後21時過ぎにぶりぶりと音だけで分かるうんこをするので両手手袋でおむつ替え。下痢便だが漏れてはいない。下痢は退院しても一週間くらいは続くのだとか。その後もぷーとかいっていたが、それはおならだったらしくうんこもおしっこもしていなかった。
22時には点滴の交換がきたが起きなかった。

2/10水
みら一人には十分なベッドだが添い寝するには狭い。一応付き添い用のソファかなんか入れることはできるらしいが、別料金なのでパス。ちょっと寄ってもらって入れさせてもらう。寝るときは柵をあげないといけないので余計閉塞感。相方から夜に下痢が漏れると警告されていたので、そうぐーすか寝るわけにもいかない。
なるほど、430にちょっとぐずってて臭いので見てみるとけっこう出していた。漏れてはいない。お尻を拭いたら痛かったらしい。ずっとおむつだしかぶれるか。
530にまたぐずるが今度はうんこはしていない。ぷーぷーいってるがおなら。おなかが痛かったのかしばらくぐずっていたがさすってると落ち着いたぽい。
6時犯を回りけっこう明るくなってきたが、すやすや寝られてるのでカーテンは開けず。
Wi-Fiではないのでさすがにスマホの充電の減りが早い。病院内での電話の利用は、通話は場所が制限されている、という程度にゆるくなっている。昔はペースメーカーに影響とかいっていたが、よほど古い機種でないと関係ない話だし、そもそもそれだけ古い機種は電波がないので使えない、ということだろう。最近は電車バスの優先席付近での利用も「混雑時は」と但し書きが入っている。
7時前にまた少しぐずったが目を覚ますと普通にしゃべっていた。朝からしりとりをしたりする。みらのしりとりは同じワードを使うのはアリで、始まりの語ごとにパターンが決まっているのでやたら早い。7時の検温では36.3度で夜はまだ熱があったが平熱に戻っている。
おかゆさんまだかなぁ、と朝ごはんを待ちわびているのかと思ったがよくよく聞くとおかあさんといってる。
朝ごはんはのりの佃煮が初めてで不気味だったのか敬遠。真っ黒でもんちゃんのおなかみたいとかいってる。とっちのくまモンのこと。それでなくてもあまり食べないと思ったらほうれんそうのおひたちが噛めずに口の中に残っていた。まあまだ本来の食欲を取り戻してはいないのだろう。
相方は月2回くらい水曜にとっちの小学校で読み聞かせボランティアをやってて、みらの入院があったので断念していたが、火曜の夕方から自宅に戻るということはこれも行ける、ということでとっちといったらしい。何を読むか迷っていた。みらは、まだ相方もとっちも家にいるだろう8時前から、よみきかせおわたかなぁ、とか言ってた。
8時からは部屋のテレビでおかあさんといっしょからいないいないばあのEテレコンボ。4月からムテ吉メーコブらが全然別のキャラに替わるらしいので、それは今のうちから予告しておく。歌のお姉さんとかはたくみお姉さんだけ変わるらしい。他の3人は残留。みらは座りもせずに寝転がったまま見てるが、お気に入りの収集車の歌は歌いながら見てた。
ようやく退院のタイミングについての話が聞けて、お昼を食べる前の12時前か、お昼も食べてからの15時くらいか、ということで、急に午前というのもせわしいし後のほうのパターンにする。
その後相方から着信が入っていることに気がつく。病室では電話はできないとか言ってた本人が掛けてくるか。と思うとまた掛かってきて出ると、みらの退院はどうなったかという話。で、15時くらいでお願いしたというと、昼前だったらとっちが帰ってくる前にできるとかなんとか言い出す。そうすれば留守番させずに済むだとか。
この時点で藤沢の実家から昼くらいに来てもらう話はつけていたので、そちらの心配はしていない。だいたい川崎病のときに急いで退院させて失敗したから今回は慎重にとかおとといくらいに言ってたのは相方自身だ。舌の根も乾かぬうちに。昼ごはんを食べる様子も見てからのほうがいい、と予定は変えず。
10時くらいに点滴も外れる。月曜の昼からずっと固定されていたので、まだついてる感じなのか、塗り絵とかも右手だけでやろうとしてる。おもちゃにトミカを何台か持ち込んでいたが、それを絵に描けといわれて、見ながら描いてやると、こっちからかいて、とかいってフロント・リア・両サイドさらに上からと描かされる。それも4-5台あるそれぞれ。
そうしているうちに相方がタクシーでやってくる。11時くらいに現れた。みらは待ちわびてたくせにたいして歓迎のそぶりも見せない。ツンデレか?
相方は昼を買ってこなかったというのでまた地下のファミマへ。サンドイッチがいいというのでいわゆるコンビニサンドではなくちょっとよさげなやつを買っていってやると、お、とか言ってた。ドリンクはアイスカフェオレを指定。コンビニドリンクがけっこう美味いということに今回気がついたらしい。そういえばフェイスブックでファミマのコーヒーの50円引きクーポンが出ていた。もともと100円なのに50円引いたら50円になる。しかもドーナツの棚にコーヒーと合わせて買うと50円引きと書いてある。これって併用できるんだろうか、と疑問に思って108円のドーナツを買ってみる。ドーナツとコーヒーで自動的に50円引かれて、さらにタッチパネルからプリントした50円引きクーポンを合わせて出すと確かにさらに50円引かれた。実質コーヒーはタダ。食べていこうかと思っていたがあまり時間もなくなってきたので持って帰る。
昨日の15時過ぎから止めっぱなしにしていた駐車場は2100円かそこら。上限制でもないのに安いもの。加算が1時間100円とかだから。
12時前くらいに帰宅。藤沢の爺さん婆さんは12時過ぎに着くと言ってた。1210くらいにやってくる。いろいろおかず系を持ってきてくれててこれが当日翌日と助かった。いらないというが一応茶は出しておく。
そうこうするうちとっちが1345に帰宅。じいちゃんばあちゃんが来るとは言っておかなかったので、出迎えて伝えておく。あとはまかせて再び病院へ。
1415くらいにつく。昼ごはんも相変わらずそんなには食べなかったようだが、吐いたりしなければよし。みらがまだ部屋にいる間に入院費の精算をしに1階へ。個室に3日いたので何万かはかかるものと覚悟していたが、いざ出されてみると二度見するほどの金額。安くて。なんと食事代だけの1040円。たしかに個室に入ったのは希望ではなくて隔離のためのいわば先方都合ではあったわけだが。乳児医療証がまだ効くので医療関係はすべて無料になる。ちなみに明細をみるとフルにかかっている金額は18万7000円。これが実質の支払いは1040円で済んだ。タクシー代や駐車場代のほうがよほどかかっている。
15時過ぎに病室を出る。みらは久しぶりに靴をはいて自分の足で歩く。15時半には帰宅。
藤沢の爺さん婆さんは16時半頃に引き上げていった。
なお翌日というか夜にはとっちと相方も発症したが、入院ネタだしいいかげん長くなったのでここで締める。