生まれた

予定日は1/28だったが、1月中旬の検診で、もういつ生まれてもおかしくない、といわれたとかで、相方の両親にも来てもらう。平日昼間に陣痛が来てもとっちを連れてKUにいけるものでもない。
平日の夜か早朝か、できれば土日に来て欲しい、と待ち構えていたが一向に気配がない。検診が木曜でその週末に期待していたが、その土日どころか次の土日まで何事もなく終わってしまう。おしるしがあるからもうすぐとかいいつつそれも止まってしまって、とっちのときとも違う。
そもそも経産婦だから予定日より早いだろうという読みでいたのが、まるきりはずれる。もっとも予定日自体お腹の中の子の大きさから割り出したもので、とっちのときはこのうえなく正確にはじき出せた日付も子会はかなりアバウト。
予定日も過ぎて、このまま陣痛が来ないようなら促進剤を使用するということになり、それだと2/2入院で2/3の朝から使う、ということになる。もうその線だろうが、仕事が混んでいる時期。午前の半休をとるという手もあるが、それで午前中に生まれるかというとそれも確証はない。
そして明日には入院予定という2/1になって、俺は普通に出勤したが、痛みがあるとかでじいちゃんについてきてもらってタクシーで午前中にKUへ行ってみたらしい。そうするとなんかばたばたともう近いので入院ということになったようで、診てもらって帰るつもりでいた相方の読みはまたまたはずれ。
ここ2週間いつもは会社ではロッカーに入れっぱなしの携帯を仕事の間は机の引き出しに入れておいたが一向に出番がなかった。どうやらたまたまラッキーに6階の個室に入れたようで、5分差くらいだったらしい。そこの番号を知らせてきているので昼休みにかけてみる。この時点ではまだ差し迫った感じではなくて、じゃあ帰りに寄って夜に生まれればちょうどいいかも、というレベル。
しかしその後14時過ぎくらいになってもう生まれそうだが来れるか、といってくる。仕事は人に任せて急いでみなとみらいへ。乗り換えの少ない半蔵門線-東急東横線ルートを取る。KUについたのは16時前くらい。とっちのとき以来の6階。名乗ると間に合った間に合ったと案内されるが、分娩室の準備があるとかで5分くらい待つ。
とっちのときは陣痛室で2回日の出を見たという相方だが今回は陣痛室はわずか5分程度。分娩室で俺の到着を待っていた。
準備ができたということで入る。こんなこともあろうかとデジカメをいつも鞄に入れて持ち歩いていたがその甲斐があった。微弱陣痛というのかいきむには弱いようだが、不平をたれてまた酸素マスクもはずしたりしつつ、それでも16時32分に赤ちゃん出てくる。30分もかかっていないのだからやはりそこは経産婦か。今回も無痛ではなく、促進剤も結局使わない自然分娩。この日はそれまでずっと寒い日が続いていたのに日中暖かくて、暖かくなるのを待ってるんじゃないかとかいってたのは当たっていたのかも。
とっちのときは朦朧としていて産声をきき損ねたという相方、産声を聞こうとするが、すぐには聞こえない。羊水を出すちょっとした間があるらしい。無事におぎゃーというのも聞こえて一安心。エコーで聞いていたとおり男の子。
しかし今回は立会いはもう無理かと半分以上あきらめていた。せめて病院関係者以外では相方の次に会いたいと思っていたが、出産の瞬間に今回も立ち会えたのはありがたい。本当にラッキーだった。立ち会えるタイミングで生まれてくれたのかもしれない。
とっちのとき同様に隣りの部屋で体重身長を計り産湯を使うのについていく。
2725g、46.3cm。
前はわりとすぐ個室の方に戻ったが、どうやらその後変わったようで、出血がある場合もあるので2時間くらい分娩室にとどまらないといけないらしい。そうはいっても2つしかない分娩室で、次が来たりするんじゃないのかとも思ったが、結局2時間くらいはそこにいた。
生まれた日は面会時間は時間制限がないので、19時で切り上げる必要はないが、それでもとっちの風呂入れはある。
とりあえず夕飯をつきあっていくことにして外のコンビニへ。コートを個室おいたまま出たら寒かった。イレブンやローソンが近くのビルに入っているが、ここはひとつファミマに行ってみる。ファミリーマートではなくてファミマ!。どう違うのかと思ったが、ローソンとナチュラルローソンの違いみたいなものか。自宅でとっちと留守番しているばあちゃんや会社にも電話しておく。うちの実家はかけたが留守電だったのでメールを入れておいた。コンビニ弁当を買ってもとりあえず戻るのが分娩室ということを考えると暖めてもらって匂いがしてもまずかろう、とおにぎりやサンドイッチにしておく。がんばったごほうびにスイーツも探すが好きそうなケーキ系のはなくて高級なクッキー系のを買っていく。
分娩室に戻ると大きな台でとなりに赤ちゃんを寝かせていた。しかし抱っこすると軽い軽い。とっちの重さに慣れているからだろう。また長くほったらかし状態だったが、ようやく個室へと戻ることに。前回の隣り。昼間に電話したとき、前の部屋の番号がメモリに残っていたが電話も1番近いだった。個室は部屋で電話が使えるのがメリットの一つ。赤ちゃんを同室できるので新生児の面会時間にしばられず面会する人が会えるというのも大きい。そのぶん個室代はかかるわけだが。
すでに届けられていた相方の入院食につきあう形でコンビニご飯。その日は20時過ぎまでいてから帰った。
続く水曜木曜は仕事で引っ張って19時までの面会時間に間に合わず帰る。特に促進剤を使う場合の予定日だった木曜は仕事が立て込んで全く片付かず、とっちの風呂入れもばあちゃんに頼まざるをえない始末。
金曜も仕事量はそれほどではないものの、17時には終わらなさそうで、祝い膳を利用法のじいちゃんばあちゃんも呼んで病院の上のレストランでいただくので半休をとる。
せっかく平日昼間の休みなので区役所に行ければよかったが、出生証明書を病院がくれるのが退院前日ということで見送り。そもそも帰りに病院に寄れていないので発行されていても受け取れていないが。
夕方帰ってとっちとじいちゃんばあちゃんと車でみなとみらいへ向かう。16時半くらいについたが、祝い膳タイムは18時からなので、相方の要望のペットボトルのお茶の買出しも兼ねて一人スヌーピータウンショップをのぞいてきた。またなにかスイーツでもと探すが、クイーンズイーストあたりで探す時間がなくて今度はサンクスで。ついでに井村屋のうさぎまんというのもあったので買ってみる。タウンショップでは二人目が生まれたら買おうと思っていた横浜店限定のバースデーストラップを家族4人分買い揃える。3色あるのに4人いて2色。5月から8月生まれがいないため。
病院に戻るとうちの両親も電車で来て到着している。赤ちゃんを新生児室に預けて上のレストランへ。肉か魚かでとっちはお子様メニューがあったが、これが大人の肉メニューを取り分けたようなもので、あまり食べられるところがない。うどんを追加オーダーしてしのぐ。人数がいるだけあってけっこうな金額だが支払いがカードが使えないのが不便。
通常パターンだと土曜が退院の日。会計もあるので早く向かおうとしたところ、赤ちゃんの検査で直前に黄疸がひっかかって退院延期。早くて月曜に延びる。今回入院も退院も送迎すらできなかったが立会いができただけでも上等か。結局その後の検査でOKとなって月曜の退院となる。それにしてもことごとく予想の斜め上を行く子だ。
土日は普通に面会時間に一人で行く。とっちといってみなとみらいの公園であそぷのも面白いと思ったが相方が来させるなと拒否。病院には連れて行かないにしても一緒に行くくらいそんなにリズムが崩れると心配するほどでもないと思うが。土曜は車、日曜は電車バスで行った。1時間くらいいてタウンに寄って帰る。
赤ちゃん俺にそっくりなんだそうだ。大泣きしているときの顔のしかめ具合は確かに似ているかも。