妹の結婚式

昨日の今日なので、ほんとにやるのか、とも思った妹の挙式&披露宴。本人は電車が動いていないので車で都心を目指しているという。藤沢の両親もまだ東海道線が動いていない時点で小田急で都心を目指している様子。じゃあやるんだ、と黒スーツに着替える。
ちなみに朝刊はいつもと変わらない時間に配達された。もちろん地震報道一色。M8.8というのは相当なもの。都心直下地震のシミュレーション小説でもタイトルはM8だった。ちなみに作者は高嶋哲夫TSUNAMIという津波シミュレーションも書いている。
10時前くらいに出る。13時半までに湯島天神にいければよい。披露宴は山の上ホテルで16時から。しかし横須賀線は大船-逗子間でのみ復旧。つまり東戸塚保土ヶ谷も電車が来ない。さてどうするか。相鉄の二俣川へバスで出ることにする。東戸塚行きは定時運行していたが、保土ヶ谷からのバスは少し遅れてきた。1号の渋滞か? 二俣川からの相鉄も若干遅れている程度でなんと急行運転も実施している。ちょうど急行がきたのでそれに乗るともう次が横浜。
さて横浜からはどう向かうか。東海道線の下りはホーム混雑のため、ホームへ上がる階段に列が作られている。また京浜東北線の下りは桜木町から先は津波警戒で運休。宮城や岩手での津波被害をテレビでエンドレスで流しているので納得させられる。津波警報は今までも大きな地震のたびに出ていたが、結果あっても2-3センチ水位が上昇する程度のことばかりで狼少年的なものになってしまっていたのではないか。それが今回大被害になって、原発もそうだが見方を変えないといけないかもしれない。
ともかく京浜東北線の大宮行きのほうには時間が出ている。しかし11時過ぎなのに7時54分と出ている。さきほど桜木町どまりが来たがそれの折り返しらしい。11時15分頃来たので乗り込む。最初はすいていたが品川を過ぎる辺りからけっこうな込み具合。御徒町で下りたのは12時近く。松坂屋は臨時休業でシャッターを下ろしている。近辺の近代建築を見ながら湯島天神へ。レンガ造りの蔵では屋根瓦が相当崩落していた。先のほうにもあったが見送って湯島天神の境内へ。天満宮だけあって梅が満開。なんとうちを含めて4組も挙式があるらしい。みんな来れるのか? 

隣に来ていたのが実は年賀状のやりとりだけになっていた親戚だったと知る。そういえば会ったことあるような。13時15分くらいになってタクシーが着きどうやら御一行がやってきた様子。この白無垢角隠し姿の花嫁は・・・?と思ったらやはり妹だった。旦那とはこれが初顔あわせ。ロビーのような場所からその隣りの椅子の並んだ広い控室的な部屋へ。新郎側はこっちよりたくさん親族が来られている。赤ちゃんがいるので聞いてみたら10か月だそうだ。当初とっちと二人ででもいけないかと思ったが、電車もろくに動いていない状況ではパスさせてもらって正解だったろう。写真撮影のあと2列でぞろぞろ本殿へ。太鼓橋のようなところでストップしていると天神さんにお参りに来ている人がみんな見上げてきていて、ちょっとナッツの中をドレスとタキシードでスヌーピーと歩いたときを思い出した。
賽銭の投げられる音が聞こえる横で挙式の儀。祝詞やら三々九度やらがっつり神前式な中、指輪交換が組み込まれているのがなんだか不思議な気もする。

つつがなく終了して山の上ホテルへと移動。呼ばれていたタクシーがぞろぞろと来ている。このタクシー振り分け係を仰せつかっていたが、こっちの親族は少なくて3台くらいで済んでしまった。あちらの妹さんのほうが7台分くらいあって大変だったかも。・
15時前には5階の親族控室入り。仕事から駆けつけたいとこがぎりぎり間に合う。写真撮影だとぞろぞろ呼ばれて狭いスタジオにひな壇があってずらりと並ぶ。赤ちゃんの目線をもらうべくアンパンマンでぷーぷー鳴らしていた。

またぞろぞろ戻ってしばらくすると1階へ。ロビーのようなところが受付になっている。荷物とコートをクロークに預け、ご祝儀を受付へ。なんか親族は先に渡すものだったようだが今になってしまった。Yoshiさんのスヌーピー漢字コラボのお祝い袋がついに日の目を見る。なぜかウェルカムベアならぬウェルカム豚がいるが、妹の趣味らしい。豚マニアだったっけ。

本人たちとそれぞれの両親は会場入口でお出迎え。妹の友人たちが電車の普通で来れない人が多かったのは残念。そういえば結婚記念日の新聞が太平洋沖の地震津波のニュース一色なわけだ。というか今後も311は117と並んで自然災害の脅威を忘れないようにする日になるのだろう。その翌日なわけだ。

黒の打ち掛けをはおった新婦が新郎とともに登場。幼少からの二人の紹介や出会いの経緯などが紹介される。ヤクルトファンというと柴田よしきを連想してしまう。新郎上司、新婦友人のスピーチのあとケーキ入刀。なぜか新婦へは本人リクエストによりしゃもじが用いられる。ファーストバイトには一生食べるものに困らないように、とかいういわれがあるのだそうだ。そうだったのか。9年前にナッツでやったが知らなかった。説明があったのかもしれないが忘れていた。ちなみに相方は新郎そっちのけでスヌーピーに夢中だったのは証拠の映像もある。

またスピーチをはさんでしばらくするとうちの両親の先導で新婦がお色直しに退出。新郎側はそれからしばらくしてからご兄弟の先導で退出。
和食の料理がとっかえひっかえ供されていて、友人編集のそれぞれの幼少からの写真で構成されたけっこう凝ったDVDなんかも流されて飽きさせない趣向。
新婦側の子どものころの写真で自分の子どもの頃もいっしょに出てきたのにはちょっと焦った。時代が下って相方ととっちも登場したが、そのキャプションが「新しい家族も増えました」になってて、あれだと誰も兄の嫁と娘だとは分からない気がする。

お色直しを終えて登場の新郎新婦は洋装。白のドレス姿。コンデジでせっせと撮っているが相方の指令どおり携帯でも撮って写メで報告。

それぞれの友人からのスピーチがあるが妹側の予定者がたどりつけず司会者がFAX代読。花嫁から両親への手紙というのは昨日今日の状況の中きてくれたお客へのメッセージに変更してきた。手紙は後で渡すとか。その姿で各テーブルを回っていく。ちなみに長いテーブルが5つ配置されていて、前方3つが友人や先輩や上司関係。後方2つが各親族。
新郎新婦から両親へのプレゼントというのもあって、妹がうちの親に選んだのは自分の出生時の重さという巨大な豚のぬいぐるみ。しかし持ってみたかあれは絶対に表示されている3900なんて重さではない。下の子は昨日の検診で4400くらいだったがあれより絶対重い。

新郎新婦と各両親は今度はお見送り。エンドロールとしてさっきより長い映像が流れる。今度はモノクロの写真に出席者の名前をクレジットで流していく。ちなみにBGMはだいたいちょっと懐かしめのJpopが基本だったようだが新郎新婦のセレクトだろうか。

見送ったあとはロビー的な場所の前で写真撮影とビデオ撮影をやっている。横並びで携帯で撮っていた新婦友人たちにスヌーピーを指摘された。

このあと主役らは二次会に駆りだされるらしい。大役を終えたうちの両親の部屋へ。上でいとこと叔母を交えてお茶でも、という話が出ていたが、電車の状況も不安定なので引き上げることにする。
御茶ノ水まで歩き新宿へ出るいとこと逆方向へ。東京へは中央線快速ですんなり移動できた。そこからもとりあえず東海道線ホームへ行ってみるともう一本となりのホームに待機中の列車がいる。階段を降りてのぼってその快速に乗り込むとまもなく発車。横浜で下りて相鉄に乗換え。往路と同じパターンも考えたが二俣川からのバスが少ない。天王町まで相鉄で移動し、そこから10分ほど歩いて保土ヶ谷からバスに乗るパターンでいく。21時前のバスに間に合って21時過ぎには帰宅した。個別に選ばれた引き出物はビンテージスヌのカップ&マグ。ひとりひとりに選んでるとはまた凝ったことを。スヌのポップアップカードがついてるがそれにも豚のシールをつけている。もしかしてうちのスヌーピーくらいに豚好きだったのか。