疎開送り出し

首都圏での輪番停電も定着してきて一週間。うちを含む横浜市のある程度のエリアが東電の配電盤の都合だとかで16-18日の停電が外されていた。で、結局うちではまだ停電を経験していないのは不幸中の幸い。ちなみにエリアとしては第三グループに当たる。
停電になるとマンションによっては水が出なくなる場合があるということで、管理会社に問い合わせてみるとまさにそれに該当することが判明。上の階にポンプで汲み上げている場合だそうだが、それってけっこうな割合になるような。実際藤沢のうちの実家が停電になって、相方がメールで水が出ないのでは/と聞いてみたら、聞かれて初めて出ないと気がついたらしい。
相方によると停電以上に断水が大変なのだそうで、相変わらず余震も続いていることもあって、この連休に帰る予定だったじいちゃんばあちゃんと一緒に二人の子どもたちもいっしょに大阪へ疎開することに。
この動きはけっこう広がっているようで、子連れの母が西行きの新幹線に多く乗っているという話は新聞にも載っていた。
飛行機の切符はネットはもちろん携帯でも取れるので新幹線も当然そうなのだろうと思って検索したら、運行状況や空席状況は出てくるものの、東海道新幹線を予約しようと思うとどうもJRが発行しているクレジットカードが必要でさらに会員登録もいる様子。びゅーカードなら持っているがそれだと北行きのしか通用しない。で、結局昨日2週間おきの耳鼻科通いに保土ヶ谷に出たときに待ち時間にみどりの窓口で買ってきた。じいちゃんばあちゃんの切符はジパング倶楽部だかを使うのでいずれにしろ窓口に行く必要はある。
いつも帰るときより少し早い14時19分ののぞみのグリーン車の切符を押さえる。とっちは本来ならまだ切符はいらないはずだが、下の子がいるので相方が抱っこしておくわけにもいかず1席確保。当然乗車券も必要になる。新幹線デビューがなんとグリーン車
11時半くらいに出て新横浜には12時前にはつく。ガソリン不足のためか道路もスムーズ。足しておきたいがやはりどこもあいていない。駅ビルの地下の駐車場に入れようと思ったら閉鎖されている。スライド式の変わったタイプだが節電のためだろうか。高架下の自走式へ行くよう書いてあるがその行き方が書かれていなくて一通がからむのでけっこうややこしい。ぐるぐる回ってやっと入るが1階が満車で2階に停める。
ベビーカーに、スーツケースにとまず6人乗り込んだ上で積み込むのにも苦労した大荷物。人手はあるのが幸いだが相方一人で子ども二人連れては確かに無理だろう。
早く出たのは駅でお昼を食べて授乳もすませてから乗るため。キュービックプラザ9階10階のレストラン街へと上がる。10階についてからエスカレーターで9階に降りて、自然食バイキングのはーべすとへ。何度か違う場所で入ったことのあるお店。ここならとっちの食べられるものもあるだろう、というよみ。昼時だったがスムーズに座れた。確かにそれなりに食べられた様子。バイキングとなるとついもとをとるべく多く食べてしまう貧乏性。結局並んでいたものはほぼひととおり食べた。それから土産を買うじいちゃんらと一度別れて6階の授乳室へ。ベビーカーでおとなしく寝てくれていた下の子はおなかがすいたようでわんわん泣いている。エルゴで寝ていたのを下ろしても寝てくれていたので助かった。とっちも子供用椅子でおとなしく座って食べてくれた。授乳室はおむつ替えの台が4つあるが、下に荷物を置く棚がない不便さ。授乳室は2ブースあるが、ここもカーテンで仕切られた中に椅子が一脚置いてあるだけで、荷物台はない。ドリンクの自販機と流しがあるが、流しには石鹸もない。台がないのが相方に絶不評。
とっちももうかなり眠いようでだっこコール。下の子をエルゴに乗せてとっちをベビーカーに乗ってもらおうとするが、さっきは乗るといっていたのが今度はちゃうという。2階の改札階でじいちゃんらと合流してそこで再度聞くと乗るというので乗ってもらった。自分だけ入場券を買って中に入る。ホームに待合室がないというので、上がっても寒いのでしばらくコンコースにいたが、そこをぐるぐるしているうちにとっちはベビーカーでねんね。エレベーターで上がってグリーン車の乗り口近くに行くとじいちゃんがきっぱり存在を否定していた待合室がある。5分前までそこで待った。とっちも下の子もねんねのままでホームからばいばいは出来なかった。ちょうどこの時間にまた余震があったようだが横浜までは揺れず、駐車場に戻って出庫。給油できるところがあれば並んででも入れようと思ったがそもそもどこもやってない。15時くらいには帰ってきたのだった。