金環日蝕

横浜では173年ぶり、国内の広域では平安時代以来932年ぶりという金環日蝕、せっかくなので見てみることにする。
前の週は大量に売られていた日蝕観測用のめがねだが、週間天気予報を見てから買うか決めようと思っていて、どうやら晴れか曇りのようなのでさて買おうと思ったら全然ない。200円くらいのが山積みだったダイエーでは完売・再入荷なしの貼り紙。チラシに載っている地元スーパーには相方が電話で問い合わせてくれたが同様。
先日ビックカメラ傘下に入ることが発表されたコジマの土日のチラシに載っていたので日曜朝にいってみると、チラシ掲載のとは違うがウルトラマン日蝕めがねが2種類、15点ほど置いてある。780円という値段は微妙だが早速買って、スーパーでの買い物を済ませてまた見てみると30分くらいでもうあと5点くらいになっていた。
ちなみに相方の実家の豊中周辺は金環ぎりぎりのエリアだがどこにいってもめがねない状態だったらしい。土曜に入手できれば送ったところだが。
さて金環日蝕になるのは横浜では月曜朝の7時31分から36分らしい。平日家を出るのが7時前だがここはフレキシブルな勤務形態なのを活用して出社を1時間遅らせる。しかしいつもの6時に起きるとまさかの雨。空一面雲で太陽がどこにあるのかも分からない状態。7時くらいになると雨はやんで曇り。雲が薄いところもあるのであとはタイミング次第。金環日蝕がらみのビジネスやイベントもいろいろと動いていたようだが、横浜では微妙な天候。関東でも北部は快晴だったらしい。
6時18分には欠け始めていることになっているのでマンションの廊下に出て眺めてみる。曇りなので日蝕めがねごしだと太陽がどこにあるか分からない。前日に入手後に見るとくっきり丸いのが見えたが雲ごしだとさっぱり。
しかし逆に雲が薄いときに肉眼で欠けているのが見える。雲が晴れると直視することになり危険なのだが、めがねごしでは見えない以上仕方ない。
隣りのマンションでも外に出て眺めているファミリーが見える。うちのマンションも違う階から眺めている人がいた。
さて7時半。雲は晴れたりかかったりで、薄くかかっているときに雲ごしにリングがしっかり確認できた。しばらく見てから戻ると、金環前に一度欠けているのを交代で確認した相方にずるいとなじられる。そんなのに興味あるそぶりは全然見せてなかったが。
ご飯を終えたみいくんを抱っこして見せるが下のバイパスを行き来する車の方に興味津々でお日様は見上げず。まぁ1歳ならそんなもんか。
まだ食べ終えていないとっちをもぐもぐしたままだが抱っこで見せる。金環の時間帯は過ぎていたが欠けているのは分かったといっていた。ほんとかどうか怪しいが。

それから二人が朝のEテレタイムに入ったところで出勤へ。普段より1時間遅く乗った電車はいつもより混んでいたが時間帯のせいだろう。
次に県内で金環日蝕になるのは2041年、しかしこれは湯河原箱根あたりだけらしい。2030年に北海道であるというがわざわざ見に行くことはあるまい。神奈川県内では部分日蝕は2016年、皆既日蝕だと2218年らしい。その前に6月に金星が太陽と重なる珍しい現象があるというが多分それはたいして盛り上がらないだろう。
そういえばピーナッツではライナスの日蝕観測ネタがあってピンホール式を勧めたりしていたが当日雨だったというオチ。