はじめての美術

平塚美術館で絵本の原画展をやっている。とっちらのおなじみの絵本の原画も多数。幼稚園でもおすすめされてるし、藤沢の実家と絡めて行くことに。

日曜朝ということで東名の下りはネクスコの予測でも渋滞あり。9時過ぎに出て保土ヶ谷バイパスから東名へ。バイパスは意外にもスムーズ。そして横浜町田インターを入っても渋滞の表示は出ていない。すんなり厚木まで到着。むしろ海老名SAに入る車でサービスエリアに入る車線がぎっしり混んでいた。厚木は圏央道とのジャンクションの表記のほうが目立つようになっている。

厚木インターから129号を南下。藤沢のじいちゃんばあちゃんとは美術館で待ち合わせ。最初ピックアップを考えていたが相方が反対。でルートを変えたわけだが、国道1号を西に向かうよりはるかに早く着いたので現地集合で正解だった。
ただ相方にじいさんらに厚木から南下してるとメールを入れるよう頼んだら、「あつぎからなんかしてる」と入れたらしく、「何かしてるとはなんだ??」と謎を呼んでいたらしい。


目的地の平塚美術館には10時過ぎには到着。待ち合わせは10時半にしていたが早くついた。とりあえず交代で一人ずつトイレに連れて行く。そうこうするうちじいちゃんばあちゃん到着。
企画展は大人800円だが3世代割活用で一人500円。払われてしまったが。ばあちゃんの日傘は受付で預かられる。階段をのぼって企画展に入ろうとすると今度は子供ら用の水筒にチェックが入る。これはかばんの中に入れるよういわれた。まあ収蔵品に水でもかかったら一大事だからだろう。
入るとまあ案の定みらろもとっちもとっとこ進む。とっちは絵本の絵だというのは分かってる様子。みらが走ってくとさすがに係員に止められる。まあこれは事故防止だろう。他にも走っていて止められてる子どもはいた。小中学生が無料なのかそのへんの年齢層が多い。けっこう熱心に見てるのは何か課題でも出てるのかもしれない。そのためかがやがやまではしていないもののしーんともしていない。

基本的に福音館書店こどものとも関連が多い。相方所蔵のうちにある絵本も多数。ぐりとぐらやじぷたやこんとあきなど。ぐりとぐらの卵の殻は本で見ると普通に白いが原画はほんのりピンクに彩色されていた。ちなみに最後のシーンの車のところの塗り絵を福音館がキャンペーンで募集してて二人の塗ったのもサイトで見られる。

また山脇百合子作品は「そらいろのたね」など切り張りでレイアウトの調整をしてるところがけっこう多い。着色までした後で雲の位置なんかを変えてみたり。さすがに絵本に切り張りの影が見えたりはしないからそこは印刷前に手入れしてるのか。

絵本で見慣れていても原画のほうが細密。印刷では意外に再現しきれないのか。それとも印刷技術が上がってもあえて版は変えないのか。リマスター的なことはできそうな気もするが。

二人はじいちゃんを呼んだりばあちゃんを呼んだり。相方に駆け寄ったり。みらろは電車の絵がお気に入りの様子。とっちは台に乗って見下ろすガラスケースのところが気に入ってる。

一通り見て出ると出たところに原画が展示されてる絵本のうちのいくつかを読めるコーナーがあって読み聞かせタイム突入。とっちには「ぴちこちゃんのけっこん」、みらろには「どろにんげん」をリクエストされた。ちなみに長新太のこの作品は相方の実家にあって、とっちは「おおさかのごほん」と分かっていた。
きりがないので切り上げるが、まだ11時過ぎ。ごはんを食べるには早い。

ということでみらろにパトカーを見せるべく来る途中にあった警察署まで歩いて往復する。その間じいさんらには常設展を見ていてもらう。やっとこ歩いて5分もせずに着くがあいにく普通のパトカーは止まっていない。ミニパトや事故処理のワンボックスだけ。それでもいいらしい。しかしみらろはそのワンボックスのほうに走っていってびたーんとこけて泣き出す。そのあと隣の敷地のごみ収集車を見せてやると「しゅうしゅうしゃ!」と喜んでた。

11時45分くらいに美術館の敷地内にあるレストランへ。こじゃれたところであまりとっちの食べられるようなのもない。みらろのは相方がお弁当を持ってきてる。とっちもちょっとおにぎりはもらってた。みんなのを取り分けようとしたが、サンドイッチもパスタも味付け的にとっちには今ひとつだったぽい。
みらろは早々と食べ終わり降りたがったのでカレーを食べ終わった俺が連れ出す。芝生があるがそれより池が気になるようで、葉っぱを拾っては池に投げ入れるというのをエンドレスでやってた。とっちも合流してくる。二人を見てるうちに会計されてた。出てくる頃には外に列ができていたので早々に入って正解。

美術館の駐車場は入口で小さな四角いプラスチックカードみたいなのが出てきて認証を受ける方式。なんと無料な上に時間制限がない。まあじっくり絵を見るのに駐車時間を気にすることになるのは野暮ということだろうか。

13時過ぎに出発。じいちゃんばあちゃんは後ろの席に。湘南銀河大橋を渡りそのまま東へ走っていくと実家近くのバス通りに出た。40分ほどで到着。

とっちは例によってモップを見つけて拭き掃除をはじめ、とっちが離すとみらろも参戦。そして家の中をぐるぐる走り回る。やってることは大阪と同じ。みらろは昨日の祭りで300円で買った消防車の風船を曳いて走る。二人をクーラーを入れてもらった部屋で昼寝させて俺も寝た。

夕方に起きてきて夕飯に出た鯛めしはみらろもとっちもよく食べてた。まあ昼が足りなかったというのもあるだろう。翌日がばあちゃんの誕生日だがケーキは買わずじまい。

20時半くらいまでいて辞する。1号は渋滞はしていないものの流れは悪く、原宿トンネルも相変わらず詰まっている。21時半くらいに帰宅。早いときは30分くらいなので時間はかかった。