夏のUSJ

7/29火

早く出るに越したことはないものの、それほど早く出る計画でもなく、それでも早くに目を覚ましたみらをそのまま起こして、820には出発。今までUSJへはいくつかのルートを試しているが、平日の朝のほうが混むのかけっこう時間がかかっていた。
今回は初めて阪神高速経由で向かってみる。環状線が一方通行とか短い区間で車線変更が必要とか首都高同様面倒なのだが、伊丹からのリムジンバスとかが予定より早く着いたりするので試す価値はある。
まずは空港方面へと向かい池田入口から。しばらく流れているが途中から詰まる。新幹線が横切ってみらに教える。環状線は半周したところで横に貫く線へ入り西へ。無事目指す方向へと入れる。最初はUSJのテーマ音楽集をかけてたが不評なのでヤマハに替えた。パーク内から見える橋からは当然パークが見渡せる。ユニバーサルシティ出口からパーク駐車場へはすぐ。920頃着。まあ1時間ならいいほうか。
パーク駐車場では年パスがないか聞かれる。俺と相方のは先週で切れてる。とっちのは有効なので出してみたが子供のでは割引が利かないといわれる。前回はこのあと更新するというとまけてくれたが、今回は不可。1200円にならず2200円払うことになる。立体駐車場がどこになるかでとっちはキティ、みらはエルモ、俺はスヌーピーがいいといいながら誘導に従って走っていくとぎりぎりでスヌーピーのエリア。一階なのでけっこう早いのか電車で来る人のほうが多いのか。
みらはベビーカーに座らせて、今まで建設中の骨組みなどを見てきてたホグワーツが完成してるのを横目にゲートへと向かう。
年パスが2万くらいのところを13000円くらいというような宣伝をしていて、それなら更新しようかと思っていたのだが、よくよく見ると単にワンデーパスとの差額を書いているだけの話。つまり、ワンデーパスを買った人が年パスにアップグレードするならワンデーパス分は年パスが安くなりますよという当たり前の話でしかない。通常の年パス価格とワンデーパス分との差額をさも安くなるかのように並べて書いていて、小さく但し書きはあるものの紛らわしいことこの上ない。というか違法ぎりぎりなラインじゃないだろうか。
なので結局自分と相方の分はワンデーパスを買う。今はハリポタが出来てワンデーパスも7000円くらいに値上げしていて強気だがまたそのうち安くするだろうからそのタイミングを待つ。ただ年末年始の稼ぎ時が過ぎてからの閑散期だとすると正月の帰省ではまだかもしれないが。
ワンデーパスはハリーポッター柄とハーマイオニー柄。ちなみに年パスのとっちのはスパイダーマン柄。ハリポタのエリアにも入れるエクスプレスチケットは全部売り切れになってる。インパは10時前くらい。まずは俺がウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターことハリポタエリアの入場整理券を取るべく先行。ジョーズの向かいあたりから左に入りずんずん進むと発券機が並んでいる。その時点で最速の時間帯が1650~1750。3人分のチケットのQRコードを読み取らせて発券する。ファストパスみたいに人数分出るのかと思ってしばらく待ってみたが1枚に3人と書かれていた。チケットのない3歳以下はここではカウントされないのでみらは人数に含まれない。
続いてさっき近くをかすめたユニバーサルワンダーランドへ入りフライングスヌーピーのよやくのりの発券。これはスヌスタジオの外にあってこの時間帯で1230~。こちらは3歳以下の人数も聞かれるので操作してくと4人として発券された。ひとまずミッション完了。ちょっとショップをのぞいているといつの間にか外にスヌーピーとチャーリーブラウンが現れてグリーティングを始めてる。折よく相方とみらとちもやってきたので早速周りで待ってスヌーピーと写真を撮ってもらう。年賀状に有料グリをしとく必要があるかと思ったがあっさり撮れた。
何か乗ろうとまずはいつも空いてるキティのカップケーキへ。10分待ちの表示だったが次の回にぎりぎり入れたので5分も待たず。1015。
続いてエルモのドライブ。みらは前回うまく運転できずに大泣きしたが今回はどうか。3歳から5歳が対象のアトラクションなのでちょうど今の二人が一緒に乗れる。これも10分待ち。みらは今回もうまく運転はできてなかったが、本人的には満足したようでご機嫌で出てきた。とっちは立ち往生してるみらの横をすり抜けたりとなかなか上手い。後ろから何度かよその子に追突されてたが。前回は出口で免許のカードを配ってたがやめたのか今回はなし。スポンサーのエディオンがケチったか。そういえばよくベネッセがスタンプラリー的なことをしてたが個人情報漏れの事件のためか今回はやってない。
さてお次はアヒル流し。みらとちの水着とラッシュガードも持ってきてるので着替えさせるが、タオルを借りてくるのを忘れた、と相方。スヌーピーのを買ってくることにする。行ってみると2500円で普通のバスタオルがスクールバス柄など3種、それに2900円でなりきりフード付きバスタオルもある。このフード付きのを買ってみて戻る。
みらとちは壁面を滝のように水が流れるところで水遊び中。外で相方が見ている。俺が行くととっちは噴水のとこに行ってみたり、またアヒル流しをしてみたり。みらは全然滝のところを離れない。なぜか水が泡になるのが楽しいらしい。
とっちはもう飽きてきてる感じで上がらせる。みらも追って上がらせて、1130にバックロットカフェへ。みらとちのお昼は相方が弁当を用意してきてたが大人のはなくて結局例によってここになる。相方はキッズセット。レジに並ぶがこれが一番待ったかも。俺は芋とかなくてもいいと思ってバーガー単品の値段を聞いてみたが570円もするというので結局チキンバーガーのセットにした。ようやく受け取って確保できた席へと持っていくとみらとちらはもう弁当をほぼ食べ終わってる。
相方がトイレに行かせて1230からのフライングスヌーピーへ。よやくのりで入って15分くらい並ぶ感じ。みらと俺、とっちと相方の男組女組で分かれて乗る。レバーで上下をさせるとみらはけらけら笑って喜んでた。「たのしー」とか言ってる。終わって10分くらいあるので目星をつけてたグッズを買い込む。しかしレジでなかなか点数が合わないようで会計に10分はかかった。まあ22000円くらいは行ってたが。来年のカレンダーが出てたので買っておく。相方がでかいプリントの自分のTシャツを買えといい、それはまだしも耳がぴょこぴょこするボールペンも買わされる。このボールペンが700円もする。自分のものは朝顔柄の襟付きのシャツがあって買ってみる。みらもキッズのTシャツ。となるととっちのだけないが、後でゲートそばの年パスホルダー向けショップで安くなってるイースター柄のTシャツを1枚買った。
1310と少し押したがニッセイラウンジへ。保険業界では今や国内もメットライフが飛行船を飛ばしてスヌーピーの起用をアピールしてるが、ニッセイはUSJオープン時からスヌーピースタジオのスポンサー。でスポンサーラウンジも併設している。去年の年末は予約していながらみらが体調を崩してインパが後日になった。今回はリベンジ。
ショップのすぐ横の閉まってるゲートを開けて壁に足跡が続く中を奥へ。エレベーターで上がる。ベビーカーは外に残し、大きなスヌーピーのぬいぐるみが置かれたソファの並ぶ部屋へ。今回はコースターにみんなで乗ってみることにする。1340とのこと。ちなみにニッセイがスポンサーをしてるのは今はこのスヌーピーのコースターのアトラクション単体となっている。ペパーミントパティのボートで下るアトラクションは閉鎖されて今や跡地はハリポタエリアへの通路となってしまった。
中の自販機でワンドリンク飲む。みらは小さいモニターに映るパークの案内に張り付いて反応してる。とっちは今は絶版の絵本を持ってきては一人で読んでる。トイレに行かせてそうこうするうちコースターの時間。常駐のスタッフについてラウンジ入口のゲートから出て、コースター出口から逆に入る形で降り口へ。みらとちはよく分からないままに乗せられる。最初とっちは雪の結晶を綺麗と眺めてたようだがカタカタ上がったあとはぐんと落ちて急カーブ。今回も男同士女同士の組み合わせで乗ったが、みらはしばらく声も出てない。4分の3くらい進んだところで「だっこ!だっこ!」と大泣きし始めるがもうその時点で到着。とっちもかなりびびってたらしい。抱っこしてまた一度ラウンジへ戻る。14時ぎりぎりまでいて後にする。
14時台はショップを通りつつゲートの方へとぶらぶら移動。キティやダニエルがキティのショップ前でグリーティングしててみらとち行く。その後ショップでとっちの友達のキティラーへの土産を相方らが探してる間にみらはベビーカーで寝る。
お菓子のショップとか大屋根すぐのハリポタグッズを集約した店とかあり、ハリポタのとこは混んでてベビーカー押しては入れなさそうなので外で爺ちゃんらへの土産のポップコーンのリフィルなどをする。バケツに入れる分には舞浜のほうが安い。
ハリポタの店を見てきた相方がユーハイムのとか普通にあるからうちのもこれがいいみたいなことを言う。寝てるみらを託してとっちと入るが、裏返すとどれもあみだ大黒堂とかでユーハイムなんてのは一つも見当たらない。そういうからにはあるのかと探したが単に見た目で引っ掛けられただけらしい。その間にみらがまた泣いて起きてた。
一方とっちはカエルのチョコのミニチュアかなにかが欲しいとかで見ると1200円もする。確かにチョコの匂いはするが。ずっと持っててネジからカエルが取れたので、一回り小さい900円のにさせる。買う前に見せろと相方が言ってたが行ってみるといない。みらをトイレに連れてってたらしい。
ここのショップと向かいの大きな店にハリポタものはあるが、エリアの中で売ってるようなのとは区別されてるらしい。3500円の杖はここでも売ってるが、カエルチョコや百味ビーンズの本物はエリア内にしかなし。また逆にハリポタの缶入りクッキーみたいなものはエリアにはないっぽい。エリアで店に入れてないのであるのかもしれないが。
いつものビバリーヒルズブーランジュリーでおやつタイム。なかなか席がないが立った人のとこへ相方が滑り込んで確保。相方はキティのケーキ、とっちはスヌーピーカップ入りのプリンだという。みらと買いに行き、みらはなぜかエルモのグミ。「みら、えるも!」と主張する。とっちもそのキティのを持ち帰りで買う。ちなみにこれは外のカートでも売ってた。自分はどうしようかと思い、カフェフラペチーノにしてみたが700円だけあってけっこうなボリュームで結局残した。みらはエルモをあっという間に食べる。
みらをトイレに連れてくというので相方が裏のトイレへ。かき氷を残して付いていき、男子側の誰でもトイレでおしっこさせる。
まだ16時くらいだがとっちがカルーセルに乗りたいと言い出したらしく、またワンダーランドへ。15分待ちなので並ぶ。みらはまたエルモがいいとかで、ベンチタイプで上下動のないやつにまた男同士ですわる。途中安全確認とかでしばらく止まってまた最初から再開してたので一回半分くらい乗ってた気がする。回りながらもホグワーツが見える。
さていよいよ1650、ハリポタエリアへの整理券の時間。いつもなら、というか行きたがるのが俺だったら絶対そんな時間まで子供が持たないとかなんとか言ってさっさと帰ろうとする相方だが、今回一番ここへ行きたがってるのは他ならぬ相方。原作は全部読破して映画もとっちが生まれる前くらいまでのは全部見てるポッタリアン。俺は映画は相方といくつか見たが原作は一作目しか読んでないのであまり分かってない。相方はスターウォーズもマニアだが多分理解度の差はハリポタも同等レベル。もちろんみらとちもハリポタは全然知らないので相方が一人興奮してる状態。
ただ相当手が込んでるというのは入ってみて分かる。あえて歪ませた建物に雪や氷柱をつけての冬の演出、街並みのそれぞれの看板や汚し。もともとユニバーサルスタジオは映画のセットという設定なのでニューヨークやサンフランシスコの街並みと言ってもカメラの死角はスタジオのセットという半端な作りだが、ここは完全に魔法界という作り込み。本場オーランドでは実際の移動に使われるという蒸気機関車はここでは飾りだが絶好の撮影ポイントになっている。
その先では本物のフクロウを連れてきていた。建物の中のあちこちにダミーのフクロウもいる。そこの店に相方ととっちが入るが、ベビーカーでは動けない混雑ぶりなので外にでてホグワーツ魔法魔術学校の方へと行ってみる。この中にまたアトラクションがあるわけだが、今回はパス。スパイダーマン以上というなら一度試してみたいがさらに待ち時間がかかるし、みらとちはまだ身長制限とかに引っかかるはず。コースターが屋外にもあって走ってるのが見える。このあたりはアジア系の人も多くみんなやたらと棒の先にスマホをつけて自撮りしてた。ツイッターとかインスタグラムに上げてるんだろう。みらと待ってると相方ととっちがこのエリアだけのショッピングバッグを持ってやってくる。グリフィンドールだけないと愚痴る。どうやら寮単位でグッズがあってハリポタ達の所属のだけ軒並み売り切れということらしい。それでもふくろうのボールペンとかキーホルダーとか買ってきてた。ハガキが切手とセットで700円もするので買わなかったのだとか。百味ビーンズとかを売ってるショップへは入店が2時間待ちでさらに会計に何時間か並ぶのだとか。今からそんなに並んだら21時の閉園じゃないのか?スマホの充電が切れるというのでホグワーツをバックに俺のスマホで撮って送っとく。一角ではコーラスのアトモスフィアも始まってた。もう一度店を見てきたいと相方が言うので今度はみらとちとキーキーいう木の近くで待つ。雪や氷に魔法というキーワードはとっちにはアナ雪の世界。今度はめっちゃ混んでたから買えなかったと相方が戻ってくる。みらとトイレに行ってみる。本場以上にこだわったというトイレ、マートルのしゃべりが聞こえてる。バタンとかの音にみらはまたびびって抱っこコール。
今日のところはこれにて終了。ゲートに向かい、最後にまた入口近くのショップで相方がハリポタものをチェック。菓子類とか買い込んでた。
19時前くらいにパークアウト。夕飯はシティウォークで食べて帰ることにする。ワンデーパスなので再入場はできない。つい年パスのつもりで車で子供らを昼寝させようかとか、一度荷物を置いてこようかとか考えるが舞浜なら通常パスでもできるそれがここでは年パスでないとできない。レストランの一覧を見てオムライスかお好み焼きかとなるが移動しかけて自然食バイキングがありそこに入る。とっちは500円だしみらはまだ無料。それなら大人が各2000円でもパーク内とさほど変わらないし選択肢は多い。ただみらに食べ過ぎさせないように注意する必要はある。甘口カレーとかあってよく食べてた。
地球の前でまたベタな写真を撮ったりしつつ駐車場へ戻る。窓に灯りが点ったホグワーツがまたそれらしい雰囲気満点。帰りはいつも通りの下道で梅田から新御堂筋を北上。21時前くらいに相方実家着。とっちは野田あたりでは寝てたがみらは江坂を過ぎてもまだ起きてた。到着時案の定大泣きで相方が抱っこでひとまず連れて行く。寝不足のみらは機嫌が直ってからは逆にハイテンションになってた。